大山崎山荘美術館のお茶会です。
白茶と黒茶が陰陽の円卓の対極に席をもうけてありました。
まず白茶。
こちらは「白毫銀針」(はくごうぎんしん)
春にもいただいた、さわやかな飲み口のお茶です。
見た目も美しいので皇帝に献上されていたそうです。
いろんな効用をかいたものが同封されていました。
開けたらこんなかんじ。
もう一服の白茶は「月光美人」(げっこうびじん)
日光にあてないプーアール茶だそうです。
お茶の芽の部分が白く、茎の部分が黒くなります。
茶葉の黒白を夜空と月星にみたてているそうですよ。
それから黒茶。
生茶と熟茶があって、生茶からのむことをお勧めされました。
この写真は熟茶の茶葉。四角いブロックで、木みたいな手触りと香がします。
生茶は1980年ごろのお茶だそうです。
ヴィンテージもの。
緑茶をぎゅっとしぼって、機械でプレスしたものが熟成していっているそうです。
「8653鉄餅生茶」(てっぴんなまちゃ)
茶葉をいれる茶器は毛沢東さん。
こちらもまるい餅みたいに紙で包んであります。
貴重な茶葉なので、大きな茶器でたくさん煎じます。
一匙で一日中飲むほどだそう。
夏草みたいで香はややスモーキですが緑茶のように何杯でも飲めます。
熟茶は「茶せん(石偏に專)7581雷射」(らいしゃ)
濃くて渋みがあります。
少しで満足するかんじ。
香づけに金木犀も用意されていました。
お茶席2席には今回は間に合わず。
でも資料に記されているお茶の名前と描写にわくわくしながらおもいをはせました。
14時から16時すぎまでのんびりお茶をいただいていて、
16時から美術館の展示(今回は陶芸が印象的でした)をのんびりながめてすごしました。
みてくださってありがとうございます。
それではまた後日。
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