あそびにきてくださって、ありがとうございます。
きょうは、九月九日。
しられているのかしられていないのか、重陽の節句・菊の節句でとてもおめでたい日なのです。
一月一日 元旦
三月三日 桃の節句
五月五日 端午の節句
七月七日 七夕
奇数は陰陽のうちの「陽」にあたるので、それの重なる日を大事な日としていたのですね。
それぞれに厄・穢れを祓い、心新たに無事であることを感謝する日です。
九月九日は、一桁の陽の極まる数字の重なる節句という意味で、じつはとても意味深いのです。
菊の節句は、杯に菊の花びらをうかべたり、早朝に菊に宿る朝露を綿にふくませて身を拭うことで長寿を祈る節句とされています。
源氏物語の和歌でもこの節句にちなんだ歌が詠まれています。
茶道ではこの日にちなんだお軸・お道具組み・お菓子・茶杓の銘などをたのしみます。
いけばなでも菊の流儀花(お生花 おせいか)として、五行(陰陽五行です)にあたる色の組み合わせで菊を生けます。赤・白・黄色・菊の葉っぱ・水でこの世の循環をあらわします。
普段の生活では意識しなくなっていることかもしれませんが、節目節目に無事でいることができていることを御先祖様や神様方にあらためて感謝もうしあげることは、大事なこころがけのようにおもわれます。
どうか みなさまがたにおかれましても 末永く 身・こころともに 平らけく 安らけく あらせられますように。
*きょうは、バラ・睡蓮・尾道の風景までアップしています。
どうぞごゆっくりです。
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