*月下  桜 の 世界*



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ああ闇はここにしかないコンビニのペットボトルの棚の隙間に  松木 秀

   ああ闇はここにしかないコンビニのペットボトルの棚の隙間に   松木 秀



思い浮かんだ風景。


25-50代の男性。
生真面目な会社員。もしくはニートだったり派遣だったり。ひきこもりがちもありかな。



しごと帰りにコンビニに立ち寄るのが習慣だ。
コンビニは夜でも虫をひきつける蛍光灯のように無駄に明るい。
だからふらふらと吸い寄せられるのか。
夜だということを忘れる店内。
生活に必要なものは適当にそろっている。
商品管理もしっかりしていて、賞味期限がきれていたり、商品切れなんてことも滅多にない。
店員の応対だってなれたもので、「この人は今日何度おなじことを言ったのだろう」とかおもってしまう。

朝のバスや通勤電車だって、毎日毎日安全で時間どおりで事故や遅れなんて滅多にない。
駅員や乗務員のアナウンスだって定型文だ。事故や遅れがあったときですら。
会社の上司や取引先との話だって定型文。メールも仕事の以来も返事も定型文。
昼食の定食を頼むときだって定型文だ。
家族との会話すら。

いつからこんなふうになったんだろう。
定型文に守られた自分。なにもかもが明瞭でそつのない日常。
こころを伴わないことばで構成された日常の繰り返し。

テレビのニュースや三面記事だって同じだ。
どんなひどいことがあっても、定型文だ。ああ、またか。でおわりだ。

さらさらとうわっつらだけでながれてゆく時間。
それに乗かっている自分。
本音で誰かと口をきいたのはいつのことだったんだろう。
そんなことがあったのかどうかすら、もうわからない。

コンビニの棚を物色する。
どこもかしこも、「きちん」と整然とした顔つらでならんでいやがる。

ペットボトルの並んでいる扉をあける。
一列にならんでいやがる。
ん?
声がする。
商品の補充の店員たちか。
たわいもない雑談や店長への不満なんかが聞こえてくる。
薄暗い闇の中から「人間」の声がする。

ああ、こんなところにあったのか。「闇」は。



(2009年01月30日)



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by tsukisitau | 2010-06-16 19:20 | *短歌の世界*

暗道のわれの歩みにまつはれる蛍ありわれはいかなる河か  前登志夫

  暗道のわれの歩みにまつはれる蛍ありわれはいかなる河か     前登志夫



童謡の、「ほ・ほ・ほーたるこい そっちのみーずはにーがいぞ こっちのみーずはあまいぞ 」を
共有のものとしているとおもいます。

蛍の飛び交うのは清流のゆるやかな川・田舎の小川。
街灯などない真っ暗な道です。
蛍のほのかなあかりをみるためには手に灯をともしていてもいけない。
なので、足元をたしかめつつ、ゆっくりゆっくり慎重にあゆむ。一寸先は闇だから。

前さんの頭の中は真っ暗闇を歩くどきどきと、
ふわりと寄り添ってくれた蛍のはかなくもこころづよい光へのよろこびと
こどものころに聞き覚えた蛍の歌がリフレインしているのだとおもいます。

いろんな人生をあゆみ、いまでも「暗道」をあゆんでいる「われ」。
海千山千のひとびととのやりとりの荒波にもまれてきたのかもしれません。
にがい水かもしれない。あまい水ではないかもしれない。
それでもそっと「まつはれる蛍」がいて、
これまでの歩みを肯定してもらったような安堵と平安をおぼえたのではないかとおもいます。


山間ならではの歌だとおもいましたが、前さんの生活がにじみでている歌ですね。
共有できない世界かもしれないけれど、現代の刹那的な叫びのような歌よりもほっとする歌で、
わたしはであえてよかったなぁとおもいました。
山林の中ならではの音や空気や神秘的なものなどを感じます。


(2008年12月17日)



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by tsukisitau | 2010-06-14 20:06 | *短歌の世界*

短歌を読むこと *わたしのみた風景*

こんばんわ。
いつもみてくださってありがとうございます。

お花の写真をみてくださりにお立ち寄りくださっている方々が多いので、
びっくりされませんように書いております。




自分の思いを短歌のかたちにすることを「詠む」といいます。
そして詠まれた歌を自分はどう受け取ったかを「読む」といいます。

「詠む」と「読む」は、車輪のようです。
「詠む」ことは、じぶんの感じたもわもわ(時空間)を文字に変換してとどめることですし、
「読む」ことは、とどめられた時空間をうけとることです。

短歌を「読む」ことは、小説を読むことにも似ています。
一首が一章で、連作になったり歌集になったりするとそれはもう、小説なんじゃないかとおもえます。
もちろん、そうでない歌もたくさんありますし、正直いって、わからない歌もあります。

以前、ミクシイのコミュのなかにて、現代短歌20首が例示されていて、わかる・わからない・この歌たちからみえる現代・・・などなどをメンバーとやりとりさせていただいたことがあります。
また、コミュの歌会にてもメンバーのそれぞれの詠み草からどういう風景を受け取ったのかというものをかいたこともあります。
それが、*わたしのみた風景*です。


短歌は横一行あるいは、縦一行でさらりとあります。
見た目の文字配列であったり、漢字・ひらがな・カタカナの表記の工夫であったりを目で感じます。
そして、声にだしてみると、音(韻律)の響きがここちよかったり、堅かったり、いろんな感触があります。
わかりやすい歌は、映像として浮かんできます。
わからない歌は、しばらくはなにも浮かんできません。
でも、こころのどこかに眠っていて、数日・もしくはずーーーっとあとになって、
あ、こういうことを表現していたんじゃないかな、と思い出すことがあります。
それは、やっぱり映像になってみえてくるのです。

「詠む」ことが自由である以上に、「読む」ことはさらに自由です。
なぜならば、歌は発表された時点で、読者の手にゆだねられるからです。

みえた風景をことばに置き換えてゆくことも、おもしろいです。

いま、ミクシイのとある方のところで、数首の短歌があり、「読み」を書き込んでいます。
その書き込んでいる「読み」と、これまでコミュにて書いた歌人のかたの歌の「読み」をアップしてゆきたいとおもっています。

どうぞよろしくおつきあいくださいませ。



月下  桜


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by tsukisitau | 2010-06-13 21:40 | *短歌の世界*

安永蕗子と塚本邦雄の縁。

なにごとも流れに乗っているときには、偶然とはおもえない符合の一致がよくおこります。

先日、神戸の三宮に出かける用事があった折に、いつもたちよる古書店で手に取ったのが「安永蕗子」の歌集でした。短歌の先人ですが、不勉強なもので、「あ、この装丁、きれいだなぁ~。言葉もうつくしいなぁ~」とまったく軽い感覚で250円で手にすることができました。
家にかえると、そっくりの単行本が2冊。おなじ短歌新聞社というところの短歌新聞社文庫の「春日井建」と「北原白秋」。夫が三宮のもう一箇所の古書店で求めてきたのです。
「安永蕗子」の作品も(とても難しい漢字や漢語があってよみにくいのですが)じつに味わい深く、よい出会いをさせていただきました。

また今日は、ある方のところに「塚本邦雄」のとある一首についての読みを書き込んでからでかけたのです。
(書き込みすること事も恐れ多くて滅多になく、ましてや読みを書き込むことなどありえないことなのですが。。。)

夫に気軽にさそわれて、大阪心斎橋で「かばん」関西の方と吟行(短歌を詠みながら散策すること)してきました。
はじめての吟行は、いつものように携帯のメモ機能に気になった風景などを断片的に書き留めてゆきます。
題材には事欠かないのがありがたいところです。
3名の方とご一緒して合計5名。
主催してくださったかたのすてきなお店にて歌を仕上げます。
すてきなお店はかわいいボタンがメインですが、興味深い本もいろいろおいてあります。
最初に手にした雑誌「玲瓏」を、「あ、それよかったらどうぞ」といただいてしまいました。
これまた塚本邦雄創刊。
(かえりの電車で気がついたのですが、主催されていたかたが玲瓏賞を受賞されていました!おめでとうございます!そして、よんでいくと、塚本邦雄は6月9日が命日だとか。書き込んだ塚本の一首はカフカ忌で6月3日・・・)
まぁ・・・こんな巡り会わせってあるんですね。
しっかり読みなさいよと後押しされているとしか思えません。。。。。

歌は六首に仕立ててそのまま歌会へ突入。
名前を伏せていいと思った歌を六首えらびます。
そのあと順番に感想を一首ごとに話していきます。
話しているうちに、「あれ、なんでこんないい歌をえらばなかったのかなぁ???」とおもったり、
ほかのかたの読みに気がつくことが多かったり。
じぶんのとらえたあいまいなものを言葉にするってとても大事ですね。
どうしていいとおもったのか、どうして読みにつまづいたのか。
話しているうちに感じ取れるものがあったり、気づくことがあったり。
じぶんのおもっている以上に多くのことを歌から受け取っていることに気づきます。
とっても勉強になりました。
ありがとうございます。

六首のうち5首がどなたかのこころにとどき、一首は的確なアドバイスをいただいていいものになりました。
うれしいことです。

「コスモス」の歌会には、腰がひけてまだ参加できていないのですが、都合のつくかぎり勇気をだして参加してみようとおもいます。






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by tsukisitau | 2010-06-06 21:17 | *短歌の世界*

ときどき迷うこともある。

写真を撮っていて迷うことはない。
膨大な撮影した写真のなかから選ぶときにも。
コンテストにだすわけでもないし、わたしのなかの「美」の基準がある程度定まっているからなのだろうとおもう。
写真を撮り始めてこの夏で4年目になる。
わたしをとりまく世界は365日24時間うつくしいもので満ち溢れていることをおしえてくれている。
わたしのなかの「美」の基準は、各地でみた膨大な美術品であったり、長年のいけばなの技なども関与しているのだろう。
「わたしはこれを好む」「好むけれどもわたしはこのように表現しない」「わたしは好まない」「そういう手法もある」「うつくしい!すばらしい!撮らせていただいたことに感謝もうしあげます!」
きっと、ずっとこのような基準で選び続けてきたものがあるのだとおもう。

短歌も写真ととても似ている。
似ているとおもった。
おそらくいま詠んでいるリアルな季節にあわせた短歌は写真であり、写真にのこせない刹那なものたちだ。
それはとてもエッセイ・随筆に近い。
たとえば近所の喫茶店にはいり、その一部始終を短歌で詠むこともある。(20~30首)
これは短歌か?というものもはいるが、一連のながれとしてはまったくありだとおもおう。

また大抵の朝20分ほどは職場の更衣室でその朝にみたこと、それまでに見聞きした風景、おもったことなどをアウトプットしつづける。
これもエッセイ・随筆にとても近い。

手元に歌集が数冊ある。
それらの歌は現代小説や童話や詩にとても近い。
絵でいえば、ダリやマグリット、あるいは有元利夫の感触にとても似ている。
今風の歌はそういうものがとても多い。
ことばのつながりであったり、飛躍であったり、ぶつかり合いであったり、不調和であったり、そういう実験がなされているようにおもわれる。

わたしの歌たちがそのような形態をとるようになるだろうかとおもうとき、おそらくそうはならないだろうとおもう。
わたしにはリアルでない独特の世界が構築できないと知っているから。

きらびやかな、いかにも歌人らしい語彙の豊富さで魅了する歌はわたしにはむかない。
わたしはわたしの身の丈にあったことばを敬意をもって取り扱いたい。
素朴でありのままのわたしをさらしつづけるしかない。








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by tsukisitau | 2010-04-06 23:50 | *短歌の世界*

大岡山歌会 詠み草 2010/01/16

大岡山歌会の詠み草(提出された短歌のことを詠み草っていうんですよ。すてきですね!)です。


1 冬の月さがみの水面(みなも)を浮き沈みいずこへ漂うわが思い乗せ 
 
2 あらたしき年のはじめの雲間から天使の階(きざはし)は予感のやうに

3 波の音潮の香乗せて吹き来たる由比の浜風いと心地よく 

4 置き去りにしたものばかりが鮮やかなワインディングに彼岸花咲く
 
5 とめどなく目蓋にそそぐ木洩れ日よそんなにたのしそうにわらうなよ

6 忘れゐし日々の花束(ブーケ)のひとしづく指にしとれば苦く香りぬ 

7 ひとりでもイケてる老後に自信ありカールじいさんあんたは弱い 

8 細枝の黒き木肌に芽出つのは春まだと問う白花の子供 

9 マリア像の乳房をなぞる指細し その眼(まな)裏(うら)に住む蝶がゐる

10 携帯も灯らざるままうすごほり春ふみわたる女と思ふ 
 
11 あんまんとスプライト提げ水底にしずんだいのりのような家路を 
 
12 明けきらぬ浜辺にひとり佇みて新たな年に日の出待つなり 

13 かの人の町にもひびきいるらんか西へはかなく落つる飛行機
 
14 きみはなぜ目をとじるのだろう 遺伝子で決まっているのか 日ざしのせいか
 
15 無限なる世界のなかから選びとるわたしはわたしの未来をつくる  

16 よこしまな余白の隅に一匹の夜のさかなは時計まわりに
 
17 モノクロームの映画の中を爆づる雨 おもひ出せぬひとのことなど  

18 ことごとく支度中なる食堂街マリーセレスト号の無人よ

19 イヤフォンの不思議な形にぴったりな昨日かじった君の右耳 

20 本当の気持ち言えずに単音を奏でるような小雪を掬う
 
21 雅治の歌う「初恋」身のうちに甘やぐ阿片、吾を侵しぬ 

22 ひとびとの押しあふ電車苦しみてみづけのおほさ息ふきいづる
 
23 春に見し蜥蜴はどこに眠るらむ月なき夜にたまごゆでをり 

以上23作品





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by tsukisitau | 2010-01-22 23:42 | *短歌の世界*

御題「光」 *9月30日消印有効です*

明日が、宮内庁の歌会始の詠み草の募集の締め切りです。
御題は「光」 

光る などとしてつかってもかまいません。


歌会始は天皇陛下はじめ、皇族のみなさまがたも御詠みになられます。
選ばれますと、陛下・皇族のみなさまがたのご列席の前で詠み草が詠まれます。
(燕もわたしももうすっかりご招待にあずかる気でおりますw)


提出書式はきまっておりますので、こちらを熟読してぜひ新春の日本にふさわしい歌を御詠みくださいませ。


わたしも燕も昨日、数十年ぶりに書をしたためました。
墨のかおり、筆のにじみ、はこび・・・ 筆で書くということは五感にとても染み入ることを体感いたしました。

「上手」になりたいとはおもわないけれど、おもうようにかきたいとつくづくおもいました。
いい機会ですので、これもまた笛とおなじくたのしんでやってまいりたいとおもいます。


宮内庁のホームページから入れます。
くわしい書式などはこちらからどうぞ。

「歌会始の詠進要領」



ちなみに、宮内庁の住所と電話番号です。
とってもおめでたいですね。さすが日本。おさえるところはおさえてあります。

〒100-8111 東京都千代田区千代田1-1
電話:03-3213-1111(代表)





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by tsukisitau | 2009-09-29 18:46 | *短歌の世界*

短歌 「寒」

春になったかとおもわれるほどの陽気でしたが、また急に冷え込みました。
昨日は数分粉雪がふわりふわりと漂っているのもみることができました。
いまのうちに寒い短歌をアップしておきます^^


 「寒」


  明け方のほのくらさを一瞥し歯を磨いたらいつもの朝に


  
 
  あぁ冬だ確かに冬だと確かめる程に暖か過ぎた今まで




  寒いなぁそういう日には雪が降ることを知ってるわたしのからだ




  気まぐれに歩いて行きし朝の道気まぐれに舞う冬の蛍だ





  風花の光放ちて消えゆくを誰かも見たか心で見たか
                            
                               (風花:かざはな:ふわりとまう粉雪のこと)




  (小中学生のころの厳しい寒さの思い出より)


  あんよがね ちんちんするよとストーブに足をかざした雪の日の朝


  
  末端から静かに静かに凍りつくいつしか心の奥底までも



  鼻つんとして頭の芯がじんとして身縮こまり泣くのとおなじ準備ができた




  鼻がもげ耳ちぎれとぶ寒風に抗いながら俯きてゆく
               
                (かんぷうにあらがいながらうつむきてゆく)
  



 *小さいころはしもやけができて夏までのこっているほどでした。
   中学生のときも、短い白靴下に素足にスカートで歩いて通学していましたからとてもさむかったです。冬の体育の時間は指がかじかんでブラウスのボタンがうまくとめることができなかったこともおもいだします。そういえば、縄跳びとか、バレーボールとか、長距離走とかマラソン大会とか、寒い時期にする体育はつらかったなぁ。。。ブルマだったし>< 今みたいにジャージのしたにいろいろ着込むという知恵が働きませんでしたw




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by tsukisitau | 2009-02-18 07:30 | *短歌の世界*

本日 立春! 謹んで新春のお慶び申し上げます。(短歌も少し。)

昨日は大晦日にあたる節分、本日は正月にあたる立春です。

謹んで新春のお慶び申し上げます。


昨日は浄化の雨。今日はまさに春のようなあたたかさ。
旧暦の大晦日にも科戸の風・浄化の雨があり、旧暦のお正月はおだやかな晴天。
祝う軽やかな雲たちが総出で喜んでいたり、雲ひとつない天晴れな空を見せていただけたりしています。



  *節分の明けて立春訪れぬ心新たに日を迎えられん




そうそう、おもいだしたことがありました。
学生のころ、いまでいう占いやおまじないのことをいろいろ関心を持っていた時期がありました。
そのなかで「立春大吉」と書く護符がありました。
禅寺でも行われているものだそうですが、左右対称の文字が災いを防ぐちからがあるのだとか。わたしの家の玄関にはさすがに張ることが出来なかったので、自室の入り口に墨書して貼っておりました。
数年後、立派なつくりのお屋敷の玄関にもまったくおなじ護符をみつけたときにはかえって驚いたものです。
みなさまのもとにも、よきことがおとずれますよう。



初春の春の香りもかぐわしく、
蝋梅や水仙が清らかな香りで寿いでおります。

昨年~今年はかなり暖かく、関西では3月のような気温や三寒四温の気象です。
先日燕と植物園にでかけておりましたら、すでに水仙は膝丈ほどに成長し、満開。
蝋梅も満開。万作も開き始めており、こぶしにいたっては気のはやいものがちょろりと白い羽をのぞかせておりました。



2009/01/20

   *もこもこの毛皮を脱いででてきてるコブシの花よまだ睦月だよ



   *蝋梅を見んと行きし公園の椿に見惚れ初志忘らるる



   *この場所はスノードロップとスノーフレークの咲くところ踏んではだめよ昨年見たから



   *山茶花は金の冠しべ残る祝福の桃色ハートをちりばめて



   *白椿 がくもふくらと膨らみてちろりと舌も出して笑いぬ



   *子どもの手踏んでしまってごめんねとつい謝りぬ落ち椿たち




2009/02/02


   *蝋梅と水仙万作咲き揃いまだ相当早いよ如月になる日に

 






*みてくださって、ありがとうございます。それでは、また^^








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by tsukisitau | 2009-02-04 20:46 | つれづれ帖*言葉の風景

短歌 「節分」

「節分」



 (記憶の中の節分より)
 家の中もったいないと落花生撒く節分は妙に切なく




 鬼よりも今生きている人間が鬼より怖い存在になる





 鬼だって哭いたり笑ろたり繰り返しながら生きてる別にいいじゃん





 節分の秘密の暗号正方形・斜線が意味しているものなぁに?
                                  (答えは下にて。)




 海苔巻きは五色白黒一口に世界を取り込む秘伝の呪術





 炒り豆に花咲くこともあるでしょう鬼はほんとに悪なのですか




 鬼の住む鬼門に福が宿りけり今年の恵方東北東にて





 ねぇ、あのさ。鬼笑ってもいいじゃない来年よりも未来を語ろう






 ぱらぱらと豆撒く音はするのかな明日は炒豆踏んでゆくかな








 *秘密の暗号:枡(ます)です。このごろみかけなくなりましたね;;


 *携帯の待ちうけのりすもちゃんは、鬼のお面をつけたどこもだけちゃんに豆撒きをしていました。ちゃんと交代でやったかな~??




   「こころの鬼は外! 福は内!」



   厳しさゆえに鬼と忌避されてきた「御仁」丑寅の金神(東北におられます)の国常立様が
   おたちあがりです。今年は丑・来年は寅。ますます真実が明るみに出ます。





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by tsukisitau | 2009-02-03 18:37 | *短歌の世界*


心惹かれた素敵なものたちを一緒に楽しんでいただけたらうれしいです。
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惟神霊幸倍坐世〓彌榮〓
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