*月下  桜 の 世界*



わの舞合宿 六甲山 その3

六甲山でのわの舞合宿 2日目です。


ねむれたのかどうか、よくわからない。
ずっと目が覚めていた気もする。

風の音がつよかった。

起き出したのは5時45分。
2階から東の空の朝焼けがみえた。
朝の支度をすませる。

朝になったら外で笛を吹いたりしようとおもっていたから。

靴下もズボンも二重に穿いて冬装備。
上も重ねられるだけ重ねて着た。

6時前に楽器たちをもってこそっとぬけだす。

6時からヨガをするといっていたけれど、まだはじまっていない。

おおきな窓をあけてバルコニーにでる。
マットが二つ敷いてある。
「きのう、外でねたんだ~。風の音がすごかったよ!」ってはなしていた。

いまはそんなに風がない。

ひんやりしている。



ティンシャをとりだす。


ティーーーーン


いいおとがする。

これは愛知の地球愛まつりのときにご縁のあった楽器たち。
ひとつひとつ音がちがうから、ぜんぶならしてきにいったのをえらんだ。

低い音のは単音が響く。
高い音のはふしぎなことにいろんな高い音が一度に響く。
もちろん、そこに惹かれているのだけれど。


カリンバを手にする。
親指ではじく、優しい音色の楽器。
BUNさんにオーダーしてつくってもらった。
福井幹さんとご縁があったときに、手にしてこれだっておもった。



うまいとかへたとかないんです。
どの音もきれいなうつくしい音。
この楽器はふしぎなことに
不協和音がうまれません。
だからどんなふうにひいてもいいんです。
うまれたおとのひびきを
こころからたのしんでください。
いとおしいとかんじてください。



幹さんのやさしい最初のことばをいつもおもいだす。

そう。

どの音もうつくしい音。

ドレミファにならんでいることはいるけれど、
それは意識しないと弾けないようになっている。
無作為にひいてもかならずうつくしい和音を奏でる。
となりあわせのものと一緒でも。

だから楽譜どうりにひかない。

高い音がききたいのか、
低い音がいいのか、
どんなふうな速さがいいのか、
じぶんのこころにたしかめながら音をだす。


だからうまれる音たちは無限の音楽を奏でる。

うつくしいなぁ・・・とその音色のつながりにひたる。

あるときにこの音でおわり、というときがかならずくる。

不思議なことに。



そうやってしばらく演奏していた。



部屋のなかからクリスタルボウルのひびきがする。

その音にあわせてハミングしながら舞う。

向こうの山にみえる松の樹のうごきにシンクロする。

しなやかにゆれる枝葉。

すこし強い風になびく枝たち。

わたしはあるく。

大地に根を張りながら。

つながっていることをわすれない。

アスファルトでも。

靴をはいても。



日光で舞のワークをうけた雪さんのことばをおもいだす。




足の裏でおもいだすの。
ずーっとずーっとずーっとむかしの、何千年もまえの記憶が全部あるの。

大地のふかーいふかーいところにつながっていくと、
それらにふれることができる。
それらそのものになることもできる。

ぜんぶおぼえているの。
おもいだすだけなの。

魚の記憶。
鳥の記憶。
草花の記憶。

。。。。。



おもいだしながら、鳥になって旋回した記憶をかたちにする。



そう、ここに風をはらんで。。。

風が吹き上げてくる。

ふわりと浮く。。。

しってる。。。

この感覚。。。

風に乗って。。。

旋回する。。。

とおくにみえる風景。。。

鳥の目。。。

旋回する。

螺旋状に。。。

羽ばたかなくても高みにゆける。

気流にのって。。。





しばらく旋回して降り立った。

また樹にもどる。

ゆっくりと。

ゆっくりと。。。。

羽が幹に。。枝に。。。葉を茂らせてゆく。

大地にふかくふかく根を張る。




篠笛をとりだす。

吹くのはこれで4回目だろうか。
笛も習っていない。
高い音もまだなかなかだせない。

けれど、しっている。

ふくべき調べはおりてくる。



あぁ。。。

いい音がする。

ここで吹かれるのをまっていたのね。


つむがれる調べ。

いつもちがう調べ。

うつくしいなぁと感動しながら吹いている。

ゆったりと。


つむがれた音たちの旋律をわたしはおぼえていない。

なんの曲でもない。

そのときにうまれた必然の旋律たち。

ここちよいと演奏しながらともに楽しむ。

「音楽」。

だから曲としておぼえない。






ずいぶん時間がすぎた。



ふりかえるとマットのうえに寝袋でねむっている女性がいる。

「ひえたでしょう。どうぞ。」とまねいてくれる。

いっしょに寝袋にはいる。

たまちゃん。

くまさんみたいに茶色のもこもこした服をきている。


あったかい。
くっついて目を閉じる。
つつまれている。
あかちゃんになったみたい。

たまちゃんの呼吸の音がゆったりしてきもちいい。

繭のなか。。。


朝ご飯の支度ができたようで、ひとのこえがする。

「ありがとう」っていって、繭からでる。

ほほえみあう。

うれしいな。




朝ご飯もみんなでかこんでいただく。

ごパンさんのパンたち。
てづくりのジャム。
新鮮なお野菜。
お野菜や豆のペースト。


どれもとても味わい深い。

よくかんでいただくと、どんどん味がかわってゆく。
おいしい。。。
いっぱい食べたい種類があるのに、おなかもこころもすぐ満たされてしまった。


出かける用意をする。

広場で環になる。

ものすごくきれいな秋の空。



靴をぬいだ。



原始の舞というのをする。

太鼓の音。

しゃがんで、くっつきあってぐるぐる。。。

さざれいしみたい。

個だけれどひとつ。

銀河系や宇宙のように。

うずくまってひとつになりながら、いろんなことに「ありがとう」という。

ほんとうに、ありがとう。

地球と星たちと、自然と、多くの恵みと。
そしてご縁のあったなかまと。
ここにこうして参加してもいいよ、とこころよくおくりだしてくれた夫に。
そしてこの時間をうみだしてくれたすべてのできごとに。

ありがとう。


ゆっくりゆっくりおきあがって。

「わ!」「わ!」「わ!」っていいながらはじけてゆく。
そしてまたひとつになる。




御柱の舞は立ってするバージョンで舞った。

こんもりまるく刈ってある樹と
おなじようにこんもりまるいけれどまんなかに樹がたっているものと。
陰陽だ。
それぞれの樹をかこんで二つの円で舞う。


きもちいいなぁ。


さっきの広場でも舞う。


おひさまのひかりがまぶしい。

地球からも太陽からもそのほかのものたちからも
いろんなものをいつもいつもいただいている。




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by tsukisitau | 2010-10-12 15:55 | つれづれ帖*言葉の風景
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